税理士会の無料相談会、今年で35年くらいご奉仕をしている(笑)
平成元年あたりでは、確定申告の用紙はB5用紙を縦につないだような変形の用紙だった。
無料相談会では、基本は納税者が自筆で記入するのが原則だけど、「字が書けない」「見えにくい」という高齢の方に配慮して、計算して記入して差し上げていた。
その当時からも「いつまでも会場に足を運べない。将来の申告は…」と言う方もいらして、そうだよなー、寝たきりになったり、認知症になったら…と。
私の両親が若年期に認知症や神経障害症を患い、入院措置を取らざるをえなくなり、事務的なことは私が代行していた。
昨今、お一人様が増えたり、子供がいても離れて暮らして頼めなかったり、という事情の方も増えている。
今回の相談会でも、この先が不安、と言う方がいらした。
そこで、税務的なことはマイナンバーが活躍するのではなかろうか。
年金、健康保険・介護保険、生命保険・地震保険、医療費は、それぞれにマイナンバーが紐づけできるようになり、公金の出納についても口座を紐づけできるので、特記事項がなければ、国税と地方税はそれぞれのお役所がやってくれる、というのがデジタル庁の考えている未来ではなかろうかと。
マイナンバーや政府にアレルギーのある方には、迷惑な話でしょうが、効率よく事務手続きを済ませるには、マイナンバーが有効なのではないでしょうかねぇ。