昨年に引き続き、今年も小学校での租税教育の講師を務めることになりました。
そもそも、私が租税教育に関わろうと思ったのは、我が家の子供達が学校に通っていた時は、育児・介護・仕事で手一杯だったため、PTA活動に参加できず、その罪滅ぼしに、かねてより自分でなにか社会にお返しをしたいと思っていたところ、このお話があり、早速昨年参加いたしました。
「お返し」という意味では10年ほど前、中学生の職業体験として事務所に生徒を招き、税理士の仕事とは、という説明をしたことがあったのですが、これは自分でプログラムを考えたので、うまくいかなかったような気がします。生徒さんには申し訳ないことをしました。
税務署でもこの職業体験を実施したそうですが、お話を聞くと、かなりいいプログラムを組んでいるようです。
そういう経緯もあり、この際国税庁の作ったシナリオ通りにやってみると失敗はないかも、と思い講師をひきうけました。
出発は、そういう個人的な理由からでしたが、実際に租税教室の講師をしてみると、租税教育の大切さというものも感じております。
この講座を開いた小学校の先生方からお話を聞くと、教員以外の民間人による学習講座を開いてるそうです。大手飲料メーカーの研究員の方による水を中心にした環境の講座だそうですが、税理士もこういう講座を務めることで社会科の学習の一助となるのではないかと思います。
社会科の授業では、歳入・歳出ということは教えても「税金」という概念は教えていないとも聞きましたので、税務署や税理士から、税金とはこういうもの、こういうことに使われるということを講義するというのは意義があるのではないでしょうか。
この講師を引き受ける前は、恥ずかしながら国の予算がいくらで、どういう配分で使われるのかということに関心がありませんでした。まさに子供たちとともに、私も学ぶことが多い仕事となりました。
先日、偶然見ていたNKHの番組で、政府税調の石さんが「租税教育の重要性」について話しておられましたが、本も著しておられるとか。機会があれば読んでみたいものです。
私はつたない講師ではありましたが、こうして生徒達の前で話したことが、税金や税理士への理解に繋がり、将来の日本を支える青少年の納税意識の形成に少しでも役に立つなら、その喜びははかりしれません。
こういう機会を得ることで、職業会計人としての社会的役割が少しでも広がればと願って止みません。
※租税教室の内容は、国税庁HPの「税の学習コーナー」で確認できます。